2014年10月5日日曜日

心拍認証

もう一つ拾い物ネタ
Passwords could be replaced with 'heartbeat' authentication
最近はこういう形の活動計が普通になってきましたが、これを「心拍」ベースの認証に使おうというお話。

心拍って認証に使えるのかな。確かに私心電図に特定のノイズがあるらしく昔は健康診断で引っかかっていたものです。症例としては一般的でも細かくパターンを見れば特有なのかな。でも精密な心電図が取れる機器とも思えないので…どんな仕組みなんでしょうね。

他のバイオメトリック認証と比較すると結構良さそうかも?偽装しにくそうだし…。

GORT

ちょっと面白い記事がありましたのでご紹介します。Scientific Americanのゲストブログです。筆者はGreg Blonder。
A Guardian “Agent” to Protect You from Digital Fraud
…あ、LucentのBlonder特許を書いたその人じゃないですか。(「画像認証カタログその2」もご参照ください。)

内容としてはセキュリティエージェントのお話。個々人の求めるプライバシーレベルを設定しておくと、SNS等のプライバシーポリシーや設定を参照して自動的に調整してくれる。たとえば、いきなりfacebookが「妙な」新機能を実装公開して、とたんに何か困った設定に変わってしまっていたら、それを検知して設定変更してくれる。何らかのアクティビティ(投稿やメール)を起こそうとするとその内容が公開範囲等に照らし合わせて適切か検証して、問題がありそうであれば警告してくれる。メーリングリスト宛に問題があるような内容を送信しようとしたら通知を返してくれる。…などなどの仕組みを備えたものだそうです。

…というようなソフトウェアが現在あるというわけではなく、
Thus I imagine the next step in privacy control will be a user agent that lives in the cloud and acts to protect your digital life and property autonomously
という話でした。でもまあ、こういうのが必要なんでしょうね。相当面倒そうですが、今ならちゃんと作れば作れるのかも知れませんね。